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緒言(1ページ) 分子研リポート2010 | 分子科学研究所

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Academic year: 2018

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点検評価と課題 281

7.点検評価と課題

昨年度に引き続き外国人運営顧問 A nthony. J .. S tace 教授(Physi cal. C hemi stry,. U ni v .. Notti ngham,. U K )と J ean-Pi erre. S auv age 教授(F rench. A cademy. of. S ci ence,. F rance)によって研究活動評価を実施していただき,また新たに G raham. F leming 教授(Univ..C alifornia,.B erkeley,.US A )と柳田敏雄特任教授(阪大)に研究顧問をお願いし,所全体の研究評価, 研究体制についての提言をいただいた。

外国人運営顧問 A nthony.J ..S tace 教授と J ean-Pierre.S auvage 教授による,理論・計算分子科学研究領域の全グループ, また物質分子科学研究領域と生命・錯体分子科学研究領域の一部のグループの研究評価が,平成23年1月に数日間 にわたって行われ,その評価レポート,また分子科学研究所全体のあり方についての提言をいただいた(以下のペー ジに掲載)。特に,理論・計算分子科学研究領域は世界的にみても最大規模であり,分子科学の重要な範囲をほとん どカバーしており,各グループの研究が非常に優れていること,またヒヤリングを受けた実験グループが世界レベル のユニークな研究を行っていることなど,研究面での高い評価をいただいた一方,院生やポスドクの数が少なく,研 究室サイズが小さ過ぎること,また所外との共同研究は盛んではあるが所内の研究グループ間の共同研究が十分でな いことなど,所全体としての問題点の指摘を受けた。

その対策の一環として,従来のポスドク制度(I M S フェロー)をより柔軟に運用する一方,新たに特任助教制度を 導入してきている。また,京都大学,名古屋大学,名古屋工業大学との学生の交流会や,新しい大学院制度の検討な どを行っている。また,所内で交流の場を増やすために,研究所コロキウム,所長招聘研究会を活性化し,その後の 検討・交流会の実施などを行ってきた。国際性の向上のため,従来,インド,韓国などとの研究交流が盛んであった ものを再度活性化し,また,欧米のいくつかの拠点大学・研究所との研究協力を深めていく予定である。

また,研究顧問 G raham. F l emi ng 教授による研究・組織評価が,平成22年12月に4日間にわたって行われ,所全 体の研究のヒヤリングによる各研究領域の研究レベル評価,また改善の方向性についてのアドバイスを受けた。分子 科学研究所が目指すべき新しい研究の方向性や,その実施のための組織化等についての提言を受けた。

分子科学研究所では,これからの研究の2つの柱「エクストリーム状態の分子科学」と「ポストナノサイエンス(分 子システム研究)」を設定し,その具体的なアクションプランの作成を行い,またそれらを実行するための研究グルー プのあり方について検討を行ってきている。

上記の評価以外に,毎年1月末に,全グループリーダー(教授および准教授)による研究検討会を実施し,分子科 学研究所における研究内容のヒヤリングを行っている。

(大峯 巖)

参照

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